テンバガー狙いで日本株に投資を始めたZIです。テンバガー株は夢がありますが、狙いを間違えると、いつまで経っても儲ける事ができません。テンバガー株を狙う場合にはいくつか指標がありますが、今回は「時価総額」について触れたいと思います。
1,そもそもテンバガーとは?
2,テンバガーを当てるなら時価総額が低い小型株がオススメ
3,過去のテンバガー株は小型株が圧倒的に多い
4,その他テンバガー銘柄選びの注意点
5,僕が現在狙っているテンバガー候補の株
6,まとめ
1,そもそもテンバガーとは?
テンバガーとは株価が10倍以上の値を付ける事を言います。
語源の由来は野球からきており、「テンバガー=10塁打」という意味合いがあり、株式に置き換えると「10倍の値動きをする銘柄」を差す事になります。
ウォールストリートで付けられた業界用語のようなものですね。
今では一般的に使われるようになっており、「10倍の値をつけた銘柄」だけでなく「10倍の値をつけそうな銘柄」を差してテンバガー株と呼ぶ場合もあります。
2,テンバガーを当てるなら時価総額が低い小型株がオススメ
テンバガー株を狙う場合は人により指標や条件が異なりますが、よく言われるのは「時価総額100億未満の株がオススメ!」「時価総額300億未満がオススメ!」というように、時価総額が低い銘柄を選定して狙う方法。
これは明確な数字が儲けられているわけではなく、時価総額の小さな企業だと、「小型割安株」などと呼ばれ、株価が何かの拍子で一気に何倍も上昇する可能性を秘めているという事です。
つまり小さければ小さいほど、そこから株価10倍を達成する可能性が高いという事です。
それこそ決算が良かったり、新しいサービスを開発したなど、何か企業に追い風になるニュースがあれば、ニュース次第では短期間でテンバガーを達成してしまう場合もあります。
反対に時価総額が何千億、何兆円とある大企業だと、株価は比較的安定しており、そこからさらに何倍にも跳ね上がるのは難しいとされています。
3,過去のテンバガー株は小型株が圧倒的に多い
出典:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62211560T00C20A8000000/
こちらは日経経済新聞の過去データになりますが、実際にテンバガーを達成しているのは7割以上が時価総額50億以下の企業とされています。
1000億を越す企業のテンバガー率なんて、1,8%と本の一部である事が分かりますね。
時価総額1000億以上の企業であれば、短期間でテンバガーを達成するのではなく、何年もかけてようやくテンバガーを達成する事となります。
その点「小型株」であれば、1年以内、半年以内など、短期間でテンバガーを達成する事が可能です。
4,その他テンバガー銘柄選びの注意点
その他のテンバガー銘柄選びで僕が注意しているのは、以下のようなこと。参考程度に留めてください。
●低位株である
●利益率が高い
●上場して間もない
●チャートの形が良い
●社長が筆頭株主
●テーマ株である、伸びる市場である
注意点1:低位株である
低位株とは「ボロ株」などとも呼ばれている、株価水準の低いものを差します。
ウィキペディアによれば、500円から300円以下の株式のことを「低位株」と呼ぶらしいです。さらに株価100円以下のものは「超低位株」と呼ばれ、変動が激しいためデイトレーダーなどから好まれるようです。
ちなみに僕は株価についてはそこまで意識していません。時価総額が低ければ、テンバガーの可能性が高いので「株価」よりも「時価総額」を重視するようにしています。
もちろん株価が安いに越したことはないですけどね。
注意点2:利益率が高い
こちらも日本経済新聞に記載されていますが、実は企業の利益率もテンバガー銘柄とは深い関わりがあります。
一般的には利益率が10%以上の企業がテンバガー銘柄になりやすいと言われています。
ただし実際には利益率が10%未満でテンバガーになっている企業も多く存在しているため、利益をしっかり出せていればOKと捉えています。
赤字経営でテンバガーになっている企業はかなり少数なので、利益を出しているのは絶対条件ですね。
利益を出せていない企業に投資家が将来性を感じられないのは当然の事です。
注意点3:上場して間もない
上場してからの経過年数も意外と重要です。上場後何十年も経過している企業であれば、そのままテンバガーしない可能性が高いし、どのタイミングで株価が上がるか予測できないですよね。
しかし上場後間もない企業は、資金が入って様々な施策を講じています。目安としては上場後5年以内の企業が、もっともテンバガーしやすいと言われています。
注意点4:チャートの形が良い
僕はもともと短期でデイトレードを行なっていたため、チャートの形も気にしちゃいます。短期的なものになりますが、やはり含み損は抱えたくないですからね。
そのためには、良いチャート形状の時にインするのが良いと思います。
こちらはオークファン(3674)のチャートですが、毎回1500円付近の同じ箇所で上値が抑えられており、今回も同じ箇所で落ちる可能性が高いです。
オークファンは業績も良いしテンバガー候補の銘柄ですが、このレンジ相場から抜けてからインしても良いと思います。
注意点5:社長が筆頭株主
企業の株を社長がたくさん保有していると、社長のモチベーション維持に繋がることから業績が伸びやすいと言われています。
仮に他人が自社の筆頭株主だった場合、社長は雇われとなるため、貪欲さに欠けてしまいますよね。
注意点6:テーマ株である、伸びる市場である
テーマ株とはその名の通り、現在注目されているテーマとなっている株式です。例えば「スマホゲーム」「人工知能」「バイオ」「人工知能」「遠隔医療」といったテーマですね。
このように注目されているテーマの株は、時代に合っているためテンバガーしやすいです。
5,僕が現在狙っているテンバガー候補の株
続いては、僕が現在実際に取得済みの株式と、狙っている株式を一部ご紹介します。
ミンカブは「みんなの株式」「株探」などを運営する会社です。順調に売上・利益を伸ばしています。投資家であれば誰もが使っているサイトだし、300億くらいと時価総額もまだそこまで高くないです。今の所、一番推している企業です。
アズームは月極駐車場を紹介するサイト「CarPark」の運営を行っています。ネットを使って全国展開を行なっており、順調に業績を伸ばしています。時価総額も低く、テンバガー期待銘柄です。
SERIOHDは子育てと仕事の両立を目指す女性に向けて、就労支援や育児支援を行なっている企業。実際にこれらを両立できていない人は多いし、今後必要な事業だと思い投資。時価総額は低く、業績も順調に推移。
チエルは学校教育向けのICT事業を行なっている企業です。授業支援システムや進路支援システムを、ネットを通じて行なっています。教育ICTは現在注目されているテーマなので、今後伸びることに期待しています。
Mマートは業務用の食品や食器、厨房機器などの卸サイトを運営している会社です。今季はマスクや消毒液の需要で取引高が伸びました。おそらく今後も飲食店は業績が厳しくなり、食品が余り、こういったサイトで売買が増えるのではないかと考えています。ただ社長が80代と年配なのが気になる・・・
リビンTは不動産や住宅の、一括査定や価格比較を行うサイト「リビンマッチ」を運営しています。業績が順調に推移しており、時価総額も低め。
オークファンはヤフオクの情報分析ツールを行なってましたが、現在は「ネッシー」「リバリュー」など、本格的なEC事業も行っています。ただ現在は投資による収益が大きいようで、事業収益がどのくらい占めているのか不明。それとチャートの関係もあり様子見です。
6,まとめ
以上です。テンバガーは時価総額の低い「小型株」が圧倒的に有利です。時価総額が高くなってしまうと、それだけ株価が安定するしテンバガーを達成するには上昇力(お金)が必要になってきますからね。
もちろんただ時価総額の低い株を買っていてもダメです。成長しない企業に投資していても、いつまで経っても値が動かないし、最悪の場合、上場廃止に追い込まれる可能性だって考えられます。
限られた資金を有効活用するためには、短期間で上昇が見込める企業に投資したいですよね。